朝晩は肌寒さを感じる季節になりました。
以前「パスタランチ2」で予告していて、まだご紹介できていなかったデザートを
できあがりまでの道のりと共にご覧いただきながら、夏を振り返りたいと思います。
燦々とふりそそぐ太陽の恵みを一身に受け、甘く育ったパイナップル。
お店でさらに追熟させて、シェフが食べ頃を見極め、そこから大変身を遂げました。
種を取って、適当な大きさにカットしたら、下準備はOK。
これをミキサーに入れてペースト状に。回し始めた瞬間・・・!!
厨房中がパイナップルの香りでいっぱいになりました。
ここでひと手間。
パイナップルの形がなくなったら目の細かい裏ごしで繊維を濾します。
口当たりを滑らかにするための一工夫なのです。
出来上がりの食感は想像を遥かに超える何ともいえない滑らかさでした。
ボールに移しジンなどを加えて風味を調えます。
ここで、隠れた主役のアイスクリーマーの登場です。
この中にパイナップルのペーストを流し込み
蓋をして、約40分間回し続けました。
スイッチを入れてから15分後、様子を見てみると
少し白みがかったような気もしますが、大きな変化は見られませんでした。
意外と地道なのですね。
ようやく変化が現れました。
回転と冷却を計算された優れたマシーンだそうです!
そして何より、あんなにトロトロしていたのに、
もったりと重みが出て、シャーベットらしくなっていました。
中で回っているプロペラ、凄ーい
40分後、出来上がりの合図が聞こえて、様子を見に行ってみると・・・
回していた跡が残るほどまとまりが出ていました。
出来たてを一口いただくと。。。
・・・・・・・・!!!
回したてのシャーベットとは
こんなにもふわふわしていたのですね。
当然のことながら、ひんやりとした口当たり 口の中で夢の様に溶けてゆきました。
幸せな余韻を感じながら季節の果物に感謝の気持ちを抱いたのでした。
フルーツを添えてドレスアップしたパイナップルシャーベットは今夏、沢山のお客様に
喜んでいただくことができました。。
このシャーベットは残念ながらしばらくお休みですが、これからは実りの秋に相応しい心に残るデザートが登場いたします。
美味しい「想い出」をつくりに是非お越しください。
À bientôt!